日本語の入力、eps exportで文字化けの対策(Debian wheezy)
Mar 2014
ベクトル系の描画ソフト。defaultの拡張子はfig というのがつく。
(LinuxではWindowsのような拡張子の強い依存はなく、ファイル形式はファイルの中に定義されているらしいが)
epsファイルにexportできるのでlatexに取り込むのに便利。
レイヤーはDepthで指定できるがdefaultは50,最大999。
複数の図形をグループ化するにはGLUE Objects into COMPOUND object
というアイコンをクリックしてから
マウスの中央ボタンを押しながらドラッグして範囲指定する。範囲を指定したら右クリックすると範囲内の図形が
グループ化される。
図形の線の太さや色、線種、等のプロパティを変更するにはupdate アイコンをクリックして画面下の該当の箇所を設定してから
ターゲットの図形をクリックすると変更できる。
起動時に-international を指定する。
xfig -international |
まず文字コードは utf-8 を前提とする。
epsファイルはfile --> export で簡単に変更できるが、日本語テキストが文字化けする。
出力されたepsファイル document.eps
をgeditなどのテキストエディタで開いて文字列を次のようにすべて置換する。
検索する文字列 /Times-Roman-iso ff
置換後の文字列 /Ryumin-Light-UniJIS-UTF8-H
ff
Ryumin-Light はフォント名、UniJIS-UTF8 は文字コード、Hは横書き という意味
しかし、毎回エディタを開くのは面倒なのでsedを使って次のようなシェルスクリプトで一発変換できるようにした。
sedはストリーム エディタの略
スクリプト名 eps_cnv
#!/bin/bash cp $1 $1.bak cat $1.bak | sed -e "s/Times-Roman-iso ff/Ryumin-Light-UniJIS-UTF8-H ff/" > $1 |
eps_cnv を
chmod 755 eps_cnv
で実行形式にして 次のように実行する。
./eps_cnv document.eps