Debian GNU Linux (buster) + PICKIT3 + PIC12F629 on MPLABX
2012.10.21
2013.06.21
2020.05.21
2021.01.28
Debian Linux にMPLAB X
IDEをインストールしてPICKIT3で書き込みする方法のメモ。使い方、書き込み方法
( 確認済みPIC 12F629 12F1840 16F84A 16F877
16F886 )
1 PICKIT3のアダプタ作成
（1）アダプタの回路図
PICKIT3の各インターフェースの#1と#2の間にはプルアップ用の抵抗4.7KΩを入れるように基板に取り付けようの穴は作成したが実際
には取り付けていない。
40ピン、28ピンのPICのときはJP1に、18ピンのPICのときはJP2に、8ピン、14ピン、20ピンのPICのときはJP3に
PICKIT3を接続する。
またJP4は40ピンのPICのとき1-3,2-4をショート、28ピンのPICのとき3ｰ5､4ｰ6をショートさせる。それ以外のPICは
openにしておく。
picはゼロプレッシャーソケットに上詰めにセットする。
半田面のパターン図
アダプターの写真
デバイスは写真のように左詰めに置く。写真はPIC12F629が挿してある
2 MPLAB X IDE のインストール
（1）MPLAB
X IDEをダウンロードする。
2020.05.20現在 最新版 MPLABX-v5.35-linux-installer.tar
ダウンロードしたら展開してインストール
インストール
$ tar xvf
MPLABX-v5.35-linux-installer.tar
$ su ./MPLABX-v5.35-linux-installer.sh
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ちなみにアンインストール(v5.30)は
$ sudo
/opt/microchip/mplabx/v5.30/Uninstall_MPLAB_X_IDE_v5.30
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3 MPLAB X のプロジェクトの作成方法と書き込み方法
（1）プロジェクトの作成
file --> New Project で作成する。
（2）各種設定
プロジェクトのソースファイルを機械語に翻訳するにはMPASMを使うのかそれともCコンパイラを使うのか
あるいは書き込みはPICKIT3を使うのかなど設定をするには
Window-->classic で左側にプロジェクトウインドウが開く
Window-->dashboard を表示させProject Propertiesのアイコン（スパナのアイコン）をクリックする
Deviceを設定、HardwareToolsの設定、Commpiler Toolchainの設定を確認、調整する。
左側にあるCategoriesのPICkit3をクリック、上のOption categoriesをPowerにして
Power target circuit from PICkit3にチェックを入れて供給電圧を5Vに設定すればOK
16F84Aのときもこれを設定していなかっただけだった。
ただし、もし書き込みで Failed to program device
などがでたら供給電圧を3.3Vにし
てみるとよい。
( ここがミソだった。3日間もわからなかった）
4 プログラミング
プログラミングはProjectウィンドウのSourceFiles
をクリックして新しく作成するか既存のソースファイルがある場合はSourceFilesを右クリ、NewExisting Item
でソースファイルを追加する。
なおエディタのフォントはTools → Options でFonts & Colors
アイコンをクリックしてダイアログボックス右側にあるフォントを変更するとできる。
アセンブルまたはコンパイルは とんかち のアイコン「Build Project」をクリックする。
または 「Clean and Build Project」をクリックする。
Make and Program Device のアイコンをクリックすると
アセンブル（コンパイル）、デバイスのBlank化（消去）、書き込み、verify checkを続けて実行する。
ところでMPLABX1.41から1.80にしたら
INCLUDE "P16F886.INC"
の行以降、エラーになってしまった。
INCLUDE "p16f886.inc"
にしたらエラーがとれた。
以下 2020.5.20 追記
PIC12F1840のアセンブラプログラムをアセンブルしようとしたら、
symbol定義のエラーが出てしまった。
ウィンドウの下の方にある「Configuration Loading Error」 というタグを開くと
「Resolve DFP for configuration: default」というメッセージがあり、その手前に
「+ Configuration "default" load error: PIC10-12Fxxx_DFP 1.1.32 is
used in the configuration and it is not installed
Resolution: Click on the below link to resolve the same version of
DFP」
というメッセージがある。PIC10-12Fxxx_DFP 1.1.32 がインストールされていないというのだが、どこでインストール
するのかというと Tools →Packs の順にクリックしてDeviceFamily
の中から該当のものをえらんでinstallをクリックする
5 MPLAB X IDE の入手先とアセンブラ MPASM, CコンパイラXC8入手について(2021.01.28追記)
MPLAB X IDEはV5.35まではMPASMをサポートしているがV5.40以降、MPASMが無くなってしまった。
V5.40以降は別途XC9を入手、インストールするしかない。
MPLAB X IDE V5.35はアーカイブから入手する。ただし
ハッシュ値の記述は無い。
https://www.microchip.com/development-tools/pic-and-dspic-
downloads-archive
XC8は下のページの Compiler Download というところを探してリンクをクリックして該当のOS用のものを
ダウンロードする。少々場所がわかりにくい。
https://www.microchip.com/en-us/development-tools-tools-and-software/mplab-xc-compilers