カセットテープのCD化

Debian buster 2021.08.16


カセットテープをmp3やoggファイルにしてしまい込むのは簡単だが、それはただのデータファイルの集まりな ので普通のCDプレーヤーで使えない。オーディオCDに作り上げるまでのメモを書いておく。
(いまどきはmp3やoggファイルにしてスマホのメモリにしまっておくのがいいと思うのだが年配の方からのこういう切望もあるのでメモしま した。)

1 カセットテープの取り込み

ラジカセのヘッドホンのプラグを挿す端子からパソコンのマイクの端子までオーディオコードを接続する。

(1)コマンドラインで録音する場合

  arecordコマンドを使う
   
   例 $ arecord -t wav  -d 600  momotarou.wav
 
 これで600秒録音ができる。時間がわからない場合は-dオプションを指定しないで、ラジカセが停止した時点でCtrl-Cで強制終了すれ ばいいらしい。ステレオ録音は 「 -c 2 」というオプションを追加する。
  再生は
       $ aplay momotarou.wav

   もし再生しても無音だった場合は、パソコンのオーディオ出力設定が間違っているかあるいは録音の入力デバイスが間違っている可能性がある。録音デバイスは $ arecord -l でリストが表示されるがいまいちわかりにくい。(2)の手段を使おう。

(2) Audacityを使う。

 Audacityはオープンソースのアプリで音声波形の観測や編集にも使える。
 起動してリボンの下にマイクのアイコンがあるので、ノートパソコンのマイクは「pulse Front Mic:0」を選択するとたぶん入力波形まで観測できると思う。ただし、これも録音中はハウリングがおこらないようにするためか音は出てこない。録音が終 わってから再生できる。Audacityのよいところは編集が簡単で最初と最後の無音のところを削除できる。
 編集できたらファイル→Exportでwavファイルとして保存する。
  1本のテープの片面に何曲も入っていたらとりあえず片面全部録音して、あとからマウスで範囲指定してwavファイルに出力す
することもできる。たぶん。

2 オーディオCDを作る

(1)コマンドラインでCDを作る

woimを使う。下記のようにするとカレントディレクトリの audio_01.wav  audio_01.wav  audio_02.wav  audio_03.wav....をCDーRに焼くことができる。(sudoを使わなくてもてきるかも)

$ sudo wodim dev=/dev/cdrom speed=4 -v -pad -audio audio_*

(2) Braseroを使う

 詳しいことはたぶんBraseroをインストールして起動してみればわかる。